愛知県豊田市で「元気なお口の育て方講座」をやらせていただきました。
(冊子を買っていただいての健口講座は、これからこの講座名にしよう!)
今回も、ママたちが全面的に協力してくださいました。
お子さんたちの月年齢は、6か月児から7歳までと年齢幅が大きく、
すでに歯医者さんにかかっているお子さんもいらっしゃり、
岐阜市の時とはまた違った場となりました。
皆さんそれぞれにお弁当を持参され、途中から昼食を食べながらの講座となり、
お子さんたちが食べている様子も見せていただくことができて、
私にとっても、とても有意義な場でした。
そして、今回もママたちからは様々な感想を書いていただいたのですが、
その感想を読んで、私からもぜひ皆さんにお伝えしたいと思ったことがあり、
このようなお返事をさせていただきました。
講座にご参加下さった皆さん、
たくさんの気づき、感想を書いて下さりありがとうございました。
皆さんの感想を読ませていただいて、ちゃんとお伝えしておこうと思ったことがあります。
それは、
私の二人の子どもは、20歳過ぎる頃までむし歯はなかったと言いましたが、
正しくは、永久歯はむし歯はなかったのですが、二人とも乳歯にはむし歯はあった、ということです!
上の子(現在35歳)は、3歳頃に奥歯の噛み合せのところに小さなむし歯があるのを私が見つけ、すぐに治療してもらいに行きました。
乳歯のむし歯はその1本だけ(学校健診などではずっとむし歯なし)と思っていましたが、
生えかわりで抜けた奥歯の隣接面(フロスをしないと汚れが取れないところです)に
小さなむし歯ができているのを見つけたことはあります。(学校で行う集団健診では見つけられないと思う)
下の子(現在31歳)は、6歳の時の就学時健診で奥歯に1本むし歯、といわれてから歯医者へ。(二人目は、頑張って仕上げ磨きしてやることも、注意深く看てやることもなくなっていた~…)
小児歯科へ行ったのですが、初診でいきなり麻酔して歯髄(歯の神経)の治療を受け・・・
その歯以外にも小さなむし歯が2本あると言われ・・・
でも、下の子は乳歯の時にそんな治療経験をしたおかげで、定期健診を受けることとなり、
高校に行くくらいまでは、ずっとその歯医者さんでフッ素塗布を受けていました。
その頃は、歯医者さんで定期的にフッ素塗布を受けている子どもはまだまだ少なかったし、
我が子の永久歯が大人になるまでむし歯にならずに済んだのは、おそらく、この経験が大きいと思っています。
予防の知識をいろいろ知っていても、当たり前ですがむし歯ができることはあります。
(歯科医や歯科衛生士の子どもがみんなむし歯がないわけではないですよ~!)
たとえ むし歯ができたとしても、治療が必要なら治してもらえばいい。
こんなに歯科医院があるのに、どうしてこんなにむし歯ができることを恐れるようになったのか・・・と、私は不思議に思うのです…
歯並びのことも、少々でこぼこしていたり、生まれつき本数が少なかったり(多いこともある)したとしても、それで咀嚼することができない、というほどでなければ、矯正治療ってことにはならない(と私は思うのですが)
実際、3歳児健診や学校健診などで、不正咬合や歯列不正といわれる子がすごく多くなっているのに、保険適応にならない(自費診療)のは、見た目の話であることがほとんどだからです。
矯正治療したら噛めるようになっていくのではなくて、
噛んでいたら顎は大きくなり、歯は噛むための並びに自然に変わっていくのです。
それは、たとえ乳歯の時はそうでなかったとしても、永久歯になってからでも、必ず変わっていくのだ!
ということを、このように<感想>に書いてくださった方から、強く思いました!!
「我が家も上の子の歯並びを心配して、あいうえべ体操、カミカミ訓練(前歯で噛む)を始めて2年になりますが、歯科医によると、歯並びも矯正の速度と同じくらいで顎が成長しているとのことです。皆さんも是非試してみてください️」
私はこれからの講座の時に、ちゃんと伝えます!
教えてくださりありがとうございました!!
今回の健口講座も、参加してくださった方々からたくさんのことを学ばせてもらいました。
前歯にむし歯があっても、バナナもおにぎりも上手に前歯でかじって食べてる…大丈夫!
グチュグチュペェ~が苦手でも、ポンカンの種が「ぺっ!」て吐き出せてる… 大丈夫!
いろんな人といろんな物を一緒に食べる経験を積み重ねていけば、食べ方は自然に身につくものです。皆さんのような子育てをしていらっしゃれば・・・みんな大丈夫!!
皆さん、本当にありがとうございました<(_ _)>
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