このグラフは、「ステファンカーブ」と言って、
飲食した後に、プラーク(歯垢)中のPHがどう変化していくかを表しています。
食事をするとむし歯菌が酸を作るので、
プラークの中は酸性になりますが、
30分もすれば、中性に戻ります。
それは、唾液のお陰です!
歯はPH5.5より下がるとカルシウムが溶け出ますが、
中性になると、またカルシウムは戻っていきます。
「脱灰」している時間よりも、「再石灰化」してる時間の方が長ければ、
むし歯になっていくことはないのです。
「再石灰化」の時間が長いほど、じょうぶな歯になっていきます。
歯みがきを食後すぐしたほうがいいのか、30分過ぎてからがいいのか、
というご質問がありますが、
そんなのは、どっちでもいいのです!
そんなことより、むし歯予防に大事なことは、
「ごちそうさま!」をした後は、もう食べないようにすることです。
果物を食べても、一口ジュースを飲んだだけでも、
むし歯菌は酸を作りますので、ご注意を!
